大晦日再び

2015年。年の瀬。
地味に、内的に、波瀾万丈(大袈裟^^;)な1年だったな。
予期していたことではあったけれど。
この1年間 さまざまなアップダウンを繰り返し体力的にも精神的にも
上下したように実感してるけれど、その実 年間を通じて安定してはいた
と思う。「安定」とは上下左右に揺れ動く感情の変化の中にあるんだな。
数えてみたら今年は年間のライブ本数が合計171本。
ほぼ2日に1回の割合で人前に立っていたということになるのかな
それに付随するリハーサル、楽曲の準備等々考えるといかに普段まったく
練習をしない僕とはいえかなりの時間を楽器や楽曲と向き合えてる
と言えるのかもしれない。人前に出るからにはやはりいろんな意味で
楽器との関わり方が目的的になる。それは精神衛生上とても良かったと思う。
ただ、それだけの時間を割いてしまってることによるある種の弊害、
つまり録音の頼まれ仕事がどんどんずれ込んでしまったことが無念
〆切の明確なものはどれだけ無理をしてでも、納得がいかなくても(実際には
納得いくものしか提出してないけど)、なんとか終わらせて提出した。
提出してから報酬を頂く、というふうに今年のアタマに決めた。
先に頂いてしまうと更にずれ込む可能性があるかもしれないと懸念して。
それでも全ては録り終えることができなかった。
2016年に持ち越すことになる楽曲のいくつかについては本当に申し訳ない
と思う。関わる相手との関係性も含めて少し甘え過ぎてしまった。
それからレッスン。何人かの生徒さんには「今月はちょっと・・」
「ああ、今月もちょっと・・」と待ってもらったりして。これも失格(u_u;

作曲。これについては例年よりもたくさん書いた。
生きた楽曲を扱う喜びを今年は実感した。創作というのはどうしても
必要なことのひとつなんだろうな。今までは漠然とただ「曲」として書いて
いたのだけど、今年はむしろアンサンブルや編成を意識できたと思う。
誰と弾くのか、どんな組合せと演奏するのか、そんなことも考えながら
曲を書きながら同時にアレンジを決めていくのが楽しかった。ライブの直前
になってまで1音の違いにアタマを悩ませてるのが幸福に感じられた。
ライブの本数が多かっただけに本当にたくさんの人々と関わった。
音楽的に関わった人とはより深いレベルで。ツアーに同行した仲間とは
一種の共同体のように。お客さんでどこかで僕の音を耳にしてついてきて
くれる人たち。他人の人生の一部に自分がいるんだなあと考えさせられた。
ライブ会場を提供してくれる店主達とも。ミュージシャンの身内である
家族や友人達, 恋人達とも。
自分が楽器を弾かなければ関わらなかったであろう人たち。
毎年のことだけれど今年1年間、いろんな人がこんな僕のようなマイペースな
人間に関わってくれて、みんな本当にやさしくて、よわくて、かわいくて、
つよくて、そんな人々によくしてもらったことがいちばん恵まれたことでした
いつかお返しできたら。
なんだか真面目なブログになっちゃった。笑
2016年にまたお会いしましょう。くれぐれもココロと体調に気をつけて。

 

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コメント: 1
  • #1

    山田 ひろみ (木曜日, 31 12月 2015 23:38)

     2015年12月31日
    今年もお疲れ様でした。
    今までのブログとは、どこか違う?そんな印象。
    人との出会いにkeiさんが恵まれたこと。幸せですね。それは、出会った人たちみんなも感じていると私は思います。だからお返しは必要ないと。。。  しいて言えば 2016年に再びお会いすること!
    「個々の幸せが全体の幸せをつくり、全体の幸せのなかに個々の幸せがあります」と聞いたことがあります。
    2016年、ブログ・ツイッター・ライブ・日常、どんな形でもお会いできること、みなさんが待っています。
    では もうすぐ来る2016年に  またお会いしましょうね。